曖昧にゆれる。自我なんてそりゃ大した自我なんて持ってないんだって思いつつ特に悲しくもなく楽しくもなく障害もない平坦な路上を歩き易いメレルかなんかのスニーカー履いて少し駆け足でいるような気分。それでも朝は来て現実が全身にまとわりついて空っぽのカメラにゃフィルムも詰め込む勇気もなくてくてくいつもの路上を歩いてく。だけど腹は減って天丼からーめん食って誰かに会ってくだらない話を夢中でして疲れ切って蒸し暑い部屋に帰ってボルビックでも飲んで朝方まで眠気の到来を待つ。変化なんて些細なものしかなくて大きな変化を期待しても結局何もまだしていない自分がいるってことが現実で。だけど楽しんでる人生を送るには最低限の努力が必要で前に踏み出す一歩も必要で偽ヒッピーが周りにゃたくさんいるんだけど音にとろけて音がとろけてまた深い白の中に入っていくんだろうきっと。でもフィルムは詰め込んでみよう。